• 少しでも成田空港に早く到着するために

遅延発生時 JR市川駅から成田空港への代替案

遅延発生時 市川駅から成田空港への代替案

(平日 9時台~17時台のケース)

JR市川駅から成田空港に向かう列車に遅延が発生した場合

JR市川駅から空港第2ビル駅までの標準的な所要時間は、[快速]成田空港行きを利用した場合、約65分~72分です。横須賀線内、総武快速線、成田線・成田線空港支線(佐倉~成田空港間)などで、成田空港行きの列車に影響する遅延が生じた場合、空港第2ビル駅までの所要時間は、遅延が30分の場合は約95分~、遅延が60分の場合は約125分~ほど掛かってしまう計算になります。一概には言えませんが、線路内への立ち入り、人身事故などは、~30分程度で復旧が見込まれますので、まずはそのまま待つのが基本となります。遅延が30分を超えそうな場合には、乗り換え候補となる他の交通機関の遅延や、成田空港方面への高速道路に通行止め、事故渋滞などが発生していないかなどをよく確認してから、様々な代替案を検討してみることになります。

代替案①②③ →ルート図

JR市川駅から京成本線の京成船橋駅または京成八幡駅に出て、成田空港に向かうルートの3案です。案①は、総武線快速は止まっているが総武線各駅停車(下り(東行)/千葉方面)は動いてる場合限定のルート。JR船橋駅まで進み(西船橋行きはNG)、京成船橋駅に徒歩で移動して京成線で成田空港に向かう案です。京成船橋駅からの列車パターンは、成田空港駅まで乗り換えなし、または京成佐倉駅で乗り換えるいずれかの方法となります。またイレギュラーな手段として、快速特急「芝山千代田」で東成田駅まで行き、地下道を500mを早足で歩くことで空港第2ビル駅に後続列車より先に到達できるケースがあります。この案①は、総武線各駅停車、京成線ともに接続待ち時間が最悪だった場合でも、JR総武快速線の遅延30分と同等またはそれ以下の優位性を持ちます。

案②は、路線バスで京成本線の市川真間駅まで進み、京成の普通列車で優等列車の停車駅である京成八幡駅まで進み、成田空港駅まで行くルートです。案②の評価は京成バス、京成の普通列車ともに最大待ち時間を喰らってしまうと大幅なタイムロスになってしまい、JRの遅延30分に対しても負ける可能性が出てしまいます。案③は、市川真間駅までバスを使わず歩いてしまう案。距離650mを約12分と推定しましたが、これは路線バス最大待ち時間10分(+乗車時間2分)の場合と遜色なく、明確なアドバンテージとはなりません。早足で歩いてどうかというレベルです。案②③は、バス(徒歩)-普通列車-優等列車の接続タイミング次第という評価になります。

代替案④⑤⑥ →ルート図

JR市川駅からタクシーを併用して成田空港に向かう3案です。案④は、京成本線の優等列車停車駅である京成八幡までタクシーを使い(約7分/830円)、同駅から京成本線で成田空港に向かうルートです。上記の案②③に比べてバスや普通列車への消費時間を節約できるのでかなりの好手となります。タクシー待ち時間を仮に5分足しても、JR総武快速線の遅延30分に対して十分な優位性が出ます。案⑤は北総線・成田スカイアクセス線の東松戸駅までタクシーで行き、成田空港に向かうルートです。タクシー代が約23分/2,480円と時間・運賃ともに痛い上に、俊足のイメージがあるアクセス特急も待ち時間40分~51分のポケットにはまってしまうと大きなタイムロスになります。アクセス特急との接続次第、もしくは総武線快速、京成本線ともにダイヤが乱れてるなどの前提条件次第での一手となります。案⑥はタクシーで直接、成田空港に向かう案です。外環道の市川中央IC入口までは1.7kmで一般道の渋滞リスクは軽微ですが、時間によっては京葉JCTなど京葉道との接続で渋滞のリスクがあります。総距離53.2km。高速料金1,860円(ETC)加算、時間距離併用運賃未加算での概算値で約18,830円と推定しました。所要時間は一般道平均速度20キロ、各高速道路をそれぞれの法定速度で走ったとして、空港第2ターミナルまで総計約46分と推定しました。