• 少しでも成田空港に早く到着するために

遅延発生時 JR船橋駅から成田空港への代替案

遅延発生時 JR船橋駅から成田空港への代替案

(平日 9時台~17時台のケース)

JR船橋駅から成田空港に向かう列車に遅延が発生した場合

JR船橋駅から空港第2ビル駅までの標準的な所要時間は、[快速]成田空港行きを利用した場合、約59分~66分です。横須賀線内、総武快速線、成田線・成田線空港支線(佐倉~成田空港間)などで、成田空港行きの列車に影響する遅延が生じた場合、空港第2ビル駅までの所要時間は、遅延が30分の場合は約89分~、遅延が60分の場合は約119分~ほど掛かってしまう計算になります。一概には言えませんが、線路内への立ち入り、人身事故などは、~30分程度で復旧が見込まれますので、まずはそのまま待つのが基本となりますが、JR船橋駅は京成船橋駅への乗り換えが容易なので、他のJR総武線の快速停車駅よりは少し早めに代替手段の検討をしてもいいかも知れません。ただし乗り換えを考える場合には、他の鉄道会社にも遅延が発生していないかなど、行動を起こす前によく確認することも大事です。

代替案① →ルート図

JR船橋駅から京成本線の京成船橋駅に徒歩で移動して、成田空港に向かう案です。京成船橋駅からの列車パターンは、成田空港駅まで乗り換えなし、または京成佐倉駅で乗り換えるいずれかの方法となります。またイレギュラーな手段として、快速特急「芝山千代田」行きに乗り、東成田駅で下車して地下道を500mを早足で歩くことで空港第2ビル駅に後続列車より先に到達できる可能性があります。この代替案①は、京成の接続が最大待ち時間だったとしても、JR総武快速線の遅延30分よりも優位性を持ち、通常運行のJR総武線快速[成田空港]行きと比較しても遜色ない好手です。

代替案②③④ →ルート図

JR総武線/成田線、京成本線ともに遅延発生している場合の対応策3案です。案②は、東武野田線(〝アーバンパークライン〟)で新鎌ヶ谷駅まで進み、同駅で北総線・成田スカイアクセス線の新鎌ヶ谷駅[HS 08]に移動し(新京成線の新鎌ヶ谷駅[SL 11]に行かないように注意)、アクセス特急で成田空港に向かうルート、案③は、JR船橋駅からJR京葉線の南船橋駅までタクシーで移動(約10分/1,060円)し、京葉線を海浜幕張駅まで乗車、同駅北口から高速バスで成田空港に向かうルート、案④は、タクシーで直接、京葉線海浜幕張駅まで移動し(約27分/2,990円)、同駅北口から高速バスで成田空港に向かうルートです。案②③④とも、京成本線が通常運行している限り好手とはならず、JRの遅延30分に対してもネガティブです。案②は、アクセス特急の最大待ち時間40分~51分などのゾーンにはまってしまうと大きなタイムロスになりますし、案③④は、高速バスの満席リスク、最大待ち時間45分のリスク、案④はさらに海浜幕張駅までの渋滞リスクなどもあり、なかなか所要時間を読み切れません。ただし、いずれの案も、電車、バス等の接続待ち時間が5分で済むと、そこまで悪くない一手ともなります。

代替案⑤ →ルート図

案⑤はタクシーで直接、成田空港に向かうルートです。駅の南口のタクシー乗り場から、花輪IC入口まで一般道を2.7km走行する間、また花輪ICから高速に入る間などに渋滞のリスクがあります。総距離45.5km。高速料金1,470円(ETC)加算、時間距離併用運賃未加算での概算値で約15,990円と推定しました。所要時間は一般道平均速度20キロ、各高速道路をそれぞれの法定速度で走ったとして、空港第2ターミナルまでの総タイムを約40分と推定しました。