JR津田沼駅から空港第2ビル駅までの標準的な所要時間は、[快速]成田空港行きを利用した場合、約55分~62分です。横須賀線内、総武快速線、成田線・成田線空港支線(佐倉~成田空港間)などで、成田空港行きの列車に影響する遅延が生じた場合、空港第2ビル駅までの所要時間は、遅延が30分の場合は約85分~、遅延が60分の場合は約115分~ほど掛かってしまう計算になります。一概には言えませんが、線路内への立ち入り、人身事故などは、~30分程度で復旧が見込まれますので、まずはそのまま待つのが基本となります。遅延が30分超えそうな場合、JRの他線や、他の鉄道会社にも遅延が発生していないかなど良く確認してから、代替案を検討することになります。
JR津田沼駅南口から京成本線の京成津田沼駅に路線バス(京成バス)で移動して同駅から成田空港に向かう案です。京成津田沼駅からの列車パターンは、成田空港駅まで乗り換えなし、または京成佐倉駅で一度乗り換えるかいずれかの経路となります。またイレギュラーな手段として、快速特急「芝山千代田」行きに乗車し、東成田駅で下車して地下道を500mを早足で歩くことで空港第2ビル駅に後続列車より先に到達できる可能性があるケースがあります。案①は、JR津田沼駅南口バスターミナルでのバス選びが不安材料ですが、のりば8番で本数最多の[津41 袖ヶ浦団地 行き]と、サブとして[津46 幕張メッセ中央 行き]の両面待ちをするのがベストかも知れません。ただし、これらのバスの降車停留所「京成津田沼駅入口」は少し京成津田沼駅から離れた場所となるため、降車後50m少々バスの進行方向と逆に戻る必要があります。この案①の評価は、バスや京成線の待ち時間がマックスだった場合、JR総武快速線の遅延30分にわずかに負ける可能性もありますが、概ね好手といえるルートで、接続スイスイなら、通常運行のJR総武線快速[成田空港]行きと比較しても遜色ないタイムで空港に到着することも可能です。
JR津田沼駅北口から徒歩(約400m)で新京成線・新津田沼駅に移動して新京成線で京成津田沼駅に出て、同駅から京成本線で成田空港に向かう案です。京成津田沼駅からの列車パターンは、成田空港駅まで乗り換えなし、または京成佐倉駅で一度乗り換えるかいずれかの経路となります。またイレギュラーな手段として、快速特急「芝山千代田」行きに乗車し、東東成田駅で下車して地下道を500mを早足で歩くことで空港第2ビル駅に後続列車より先に到達できる可能性があります。この代替案②の評価は400mの徒歩区間(ゆっくり歩いて約7分)と新京成の最大待ち時間12分をいかに抑えるかがポイントとなります。ただしロスタイムマックスでもJR総武快速線の遅延30分とほぼ同等のタイムで空港に到達でき、接続スイスイなら、通常運行のJR総武線快速[成田空港]行きと比較しても遜色ないタイムで空港に到着することも可能の好手です。初乗り料金でタクシー乗るのは気が引けるという方にもおすすめです。
JR津田沼駅南口から徒歩(約18分/約1.1km)、またはタクシー(3分/初乗り)で京成津田沼駅に移動して同駅から成田空港に向かう案です。京成津田沼駅からの列車パターンは、成田空港駅まで乗り換えなし、または京成佐倉駅で一度乗り換えるかいずれかの経路となります。またイレギュラーな手段として、快速特急「芝山千代田」行きに乗車し、東東成田駅で下車して地下道を500mを早足で歩くことで空港第2ビル駅に後続列車より先に到達できる可能性があります。代替案③徒歩案は、道順と長い歩きがリスクとなります。道順はいくつかありますが、津田沼駅南口から総武線千葉方面(=千葉工業大学通用門方向)へJRの線路沿い直進し、最初の信号を右折、京成本線の線路が見えたら左折という2ターンの道順を推奨しました。ゆっくり歩いて約18分の道のりですが、ここから京成線の最大待ち時間を喰っても、JR総武快速線の遅延30分に対して優位性を持つ好手となります。京成線の接続次第、徒歩スピードの頑張り次第で、もっとタイムを縮められる可能性もあります。案④のタクシー利用案も同様、仮にタクシーを5分待ち、京成線が接続最悪だったとしてもJRの遅延30分に対して完全に優位となります。接続がベストなら通常運行のJR総武線快速[成田空港]行きと同等のタイムで空港に到着することも可能です。
総武快速線下りは止まっているが、総武線各駅停車(上り[西行]/御茶ノ水・中野方面)は通常どおり動いていることが前提のルートです。京成線との乗り換えが楽な総武線・船橋駅まで総武線各駅停車で戻って京成船橋駅から成田空港に向かうルートですが、ここまで乗車してきた路線を折り返すことになる場合は、キセルにならないように、一旦改札を出る、駅係員に相談するなどの対処が必要です。京成線の列車パターンは、成田空港駅まで乗り換えなし、または京成佐倉駅で乗り換えるいずれかの方法となります。またイレギュラーな手段として、快速特急「芝山千代田」行きに乗車し、東東成田駅で下車して地下道を500mを早足で歩くことで空港第2ビル駅に後続列車より先に到達できる可能性があります。この代替案⑤の評価は、総武線各駅停車、京成線ともに最大待ち時間を喰ったとしても、JR総武快速線の遅延30分に対し同等、またはそれ以下の好タイムで成田空港に到達することができます。各接続がスイスイならもっと早く空港に到達することも可能です。雨天荒天時、荷物が重い時なども京成津田沼駅案よりベターとなります。
JR総武快速線、京成本線ともども遅延が発生しているような場合のエスケープ案です。津田沼駅南口からタクシーで京葉線の駅まで行き、海浜幕張駅から高速バスで成田空港に向かう2案です。案⑥は、海浜幕張駅北口までタクシーで直行(約19分/2,260円)する案です。走行距離6.8kmの間に渋滞リスクがわずかにあります。さらに高速バスの満席リスク、最大待ち時間45分のリスクもあります。タクシー待ち時間5分、高速バス待ち時間最大の場合、JR総武線快速の遅延30分には大きく負け、遅延60分に対していい勝負という感じになってしまいます。バスとの接続が良ければ遅延30分に対して圧勝のケースも考えられ、タイミング次第の案となります。案⑦は、タクシー代を節約するため、京葉線の新習志野駅までタクシーで行き(約11分/1,220円)、同駅から海浜幕張駅まで電車で移動し、北口から高速バスで成田空港に行く案です。京葉線の最大待ち時間が22分のため、新習志野駅で大きくタイムロスする危険もあります。JRの遅延60分に対しても危うい可能性もあり、京葉線、高速バスとの接続タイミング次第、この案を取らざるを得ない状況次第での案となります。
タクシーで直接、成田空港に向かうルートです。JR津田沼駅の南口のタクシー乗り場から、幕張IC入口まで一般道を3.4km走行する間に渋滞のリスクがあります。総距離42.4km。高速料金1,340円(ETC)加算、時間距離併用運賃未加算での概算値で約14,880円と推定しました。所要時間は一般道平均速度20キロ、各高速道路をそれぞれの法定速度で走ったとして、空港第2ターミナルまで総計約38分と推定しました。