新型コロナウイルスの感染拡大を受け、2020年9月1日（火）始発より当面の間、全便運休いたします。
JR千葉駅から空港第2ビル駅までの標準的な所要時間は、［快速］成田空港行きを利用した場合、約３９分～４９分です。横須賀線内、総武快速線、成田線・成田線空港支線（佐倉～成田空港間）などで、成田空港行きの列車に影響する遅延が生じた場合、空港第2ビル駅までの所要時間は、遅延が３０分の場合は約６９分～、遅延が６０分の場合は約９９分～ほど掛かってしまう計算になります。一概には言えませんが、線路内への立ち入り、人身事故などは、～３０分程度で復旧が見込まれますので、まずはそのまま待つのが基本となります。下り総武快速列車も津田沼駅を過ぎ、千葉駅まで来ると、京成本線から離れてしまっているため、遅延発生時にリカバーするには並行する京成千葉線を使い京成津田沼駅まで戻るカタチとなり相応のタイムロスが生じます。よって千葉駅でJRの遅延３０分に対処するのはなかなか難しく、まずは復旧を待って、遅延が確実に３０分を超えそうな場合に、JR京葉線や、京成線、千葉都市モノレールなどにも遅延が発生していないか、東関道に事故渋滞、通行止め等が発生していないかなどを良く確認してから、代替案を検討することになります。
JR千葉駅から京成千葉線の京成千葉駅に移動して京成津田沼駅まで戻り、京成本線で成田空港に向かう案です。JR千葉駅を中央改札から出場したら、大エスカレターを使わず、モノレール連絡通路に入り、モノレール千葉駅改札前を通って京成千葉駅に行くルートが便利です。京成千葉駅では最大待ち時間１４分のリスクがあります。さらに京成津田沼駅で待ち時間最大の接続最悪パターンになると、JRの遅延３０分にまったく歯が立たないタイムとなってしまいます。遅延６０分に対しては確実に優位性があります。接続タイミングに大きく左右されるルートです。京成津田沼駅からの列車パターンは、成田空港駅まで乗り換えなし、または京成佐倉駅で一度乗り換えるいずれかの方法となります。またイレギュラーな手段として、快速特急「芝山千代田」行きに乗車し、東成田駅で下車して地下道５００mを早足で歩くことで空港第2ビル駅に後続列車より先に到達できるケースがあります。
JR千葉駅から京成本線の優等列車停車駅である勝田台駅までタクシーを利用（約４１分／４,４２０円）して、同駅から成田空港に向かうルートです。JR千葉駅の東口タクシー乗り場への行き方はひとクセあります。中央改札を出場したら直進（東口方面）し、大きなエスカレターを下ると、駅舎の外の正面に千葉モノレール入口の上りエスカレーターが見えますが、その左隣に千葉市観光情報センターがあり、さらにその左隣にタクシー乗り場行きの下りエスカレーターがあるので、これを利用してたどり着きます。タクシーは勝田台駅までの道のり約１３.７kmを走行する間に渋滞のリスクがあります。さらに、少なくない運賃と時間を掛けて行く割には時間的なアドバンテージはあまりなく、案①の京成津田沼ルートにタイム的に劣るルートです。京成千葉線・新京成線に遅延発生、荷物が重い、割り勘できる人数である等の理由以外には利用する場面はほとんどない案かも知れません。勝田台駅からの列車パターンは、成田空港駅まで乗り換えなし、または京成佐倉駅で乗り換えるいずれかの方法となります。またイレギュラーな手段として快速特急「芝山千代田」行きを利用して、東成田駅で下車して地下道を５００mを早足で歩くことで空港第2ビル駅に後続列車より先に到達できるケースがあります。
総武快速線（下り）は止まっているが、総武快速線（上り）や総武線各駅停車（上り[西行]／御茶ノ水・中野方面）は通常どおり動いていることが前提のルート３案です。案③は総武線各駅停車（快速不可）で、京成千葉線との乗り換えが楽な幕張本郷駅まで戻り、京成千葉線で京成津田沼駅まで出て、同駅から京成本線で成田空港まで向かうルート。案④は、京成本線との乗り換えが楽な船橋駅まで、総武快速線（上り）か総武線各駅停車で戻るルート、案⑤は総武快速線（上り）か総武線各駅停車で津田沼駅まで戻り京成津田沼駅まではタクシーを使うルートです。いずれのルートを辿るにしても、ここまで乗車してきた総武線快速の路線を折り返すことになる場合は、キセルにならないように、千葉駅で一旦改札を出るか、駅係員に相談するなどの対処が必要です。この３案の評価は、いずれの案も時間的アドバンテージは薄く、JRの遅延３０分に対して優位性を見出すことは出来ません。JRの遅延６０分に対しては概ね有効です。
JR京葉線の海浜幕張駅から高速バスで成田空港に向かう２案です。案⑥は、千葉都市モノレールでJR京葉線の千葉みなと駅に出て、京葉線で海浜幕張駅まで行く案。案⑦は、JR千葉駅から海浜幕張駅までタクシーを利用（約２９分／３,１２０円）する案です。案⑥は、最大待ち時間がモノレール９分、京葉線１５分、高速バス４５分ですので全部に引っかかってしまうとJRの遅延６０分に対して優位性を保てなくなります。運良く接続がそれぞれ５分で繋いだとしても、遅延３０分に対して優位性はなく、難ありのルートとなってしまいます。案⑦は、海浜幕張駅までの道のり約９.５kmの間に渋滞リスクがあります。タクシーを使っても大きなアドバンテージはなく、高速バスの待ち時間を短く抑えられた時のみ、JRの遅延６０分に対して優位性を得られます。
何らかの事情でモノレールにも遅延が発生しているレアなケースに、路線バスで京葉線の千葉みなと駅まで行き、海浜幕張駅から高速バスで成田空港に向かうルートです。路線バスを使う場合には、モノレール千葉駅のある東口からも便がありますが、バスの待ち時間リスクを減らして多面待ちにするには、東京寄り方向の千葉駅西口でバスを待つ方が得策となります。その西口の中でも、西口２７番のりばから出発する、ちばシティバス［稲61］新港車庫行きが、本数、所要時間ともにベストの選択となります。それでも千葉駅からはやはりお手上げで、遅延３０分に対して優位性のあるタイムとはなりません。京葉線、高速バスともに少ない待ち時間で繋いでようやく遅延６０分を少し下回るタイムになる程度です。
JR千葉駅から成田空港までタクシーで直行する案です。JR千葉駅の東口タクシー乗り場からのスタートとなります。東口タクシー乗り場へは、中央改札を出場したら直進（東口方面）し、大きなエスカレターを下ると、駅舎の外の正面に千葉モノレール入口の上りエスカレーターが見えますが、その左隣に千葉市観光情報センターがあり、さらにその左隣にタクシー乗り場行きの下りエスカレーターがあるので、これを利用してたどり着きます。穴川ＩＣまで一般道を３.８km走行する間に渋滞のリスクがあります。総距離３９.１km。高速料金１,３４０円（ETC）加算、時間距離併用運賃未加算での概算値で約１３,８４０円と推定しました。所要時間は一般道平均速度２０キロ、各高速道路をそれぞれの法定速度で走ったとして、空港第2ターミナルまで総計約３６分と推定しました。
JR千葉駅西口２５番のりばから、千葉内陸バスが成田空港行きのバスを一日３本運行しています。もし緊急時に時間が合えば大変ラッキーです。運賃１,０００円、所要時間５２分です。