• 少しでも成田空港に早く到着するために

遅延発生時 JR都賀駅から成田空港への代替案

遅延発生時 都賀駅から成田空港への代替案

(平日 9時台~17時台のケース)

JR都賀駅から成田空港に向かう列車に遅延が発生した場合

JR都賀駅から空港第2ビル駅までの標準的な所要時間は、[快速]または[普通]成田空港行きを利用した場合、約34分~49分です。横須賀線内、総武快速線、成田線・成田線空港支線(佐倉~成田空港間)などで、成田空港行き列車に影響する遅延が生じた場合、空港第2ビル駅までの所要時間は、遅延が30分の場合は約64分~、遅延が60分の場合は約94分~ほど掛かってしまう計算になります。一概には言えませんが、線路内への立ち入り、人身事故などは、~30分程度で復旧が見込まれますので、まずはそのまま待つのが基本となります。下り快速列車も津田沼駅以降は京成本線から離れていくため、遅延発生時にリカバーするには並行する京成千葉線を使い京成津田沼駅まで戻るカタチとなり、かなりのタイムロスを覚悟しなければなりません。よって都賀駅で遅延30分に対処するのはなかなか難しく、まずは復旧を待つことを第一として、遅延が確実に30分を超えそうな場合に、JR京葉線や、京成千葉線、京成本線、千葉都市モノレールなどにも遅延が発生していないか、東関道に事故渋滞、通行止め等が発生していないかなどを良く確認してから、代替案を検討することになります。

代替案①②③[タクシー併用]案→ルート図

JR都賀駅からタクシーを一部併用して成田空港に向かうルートの3案です。案①は、京成本線の優等列車停車駅である勝田台駅までタクシーを利用(約36分/3,900円)して、同駅から成田空港に向かうルートです。勝田台駅までの道のり約12.0kmを走行する間に渋滞のリスクがあります。さらに、少なくない運賃と時間を掛けて行く割には時間的なアドバンテージはなく、JRの遅延30分に対して勝ち目がほとんどない案となります。遅延60分に対してはまずまずの優位性といった感じです。勝田台駅からの列車パターンは、成田空港駅まで乗り換えなし、または京成佐倉駅で乗り換えるいずれかの方法となります。またイレギュラーな手段として快速特急「芝山千代田」行きを利用し、東成田駅で下車して地下道を500mを早足で歩くことで空港第2ビル駅に後続列車より先に到達できるケースがあります。

案②は、JR京葉線の千葉みなと駅までタクシーを利用(約21分/2,290円)し、京葉線で海浜幕張駅まで行き、同駅北口から高速バスで成田空港に向かう案です。JR都賀駅からJR千葉みなと駅に向かう6.9kmの間に渋滞リスクがあります。また、最大待ち時間は京葉線が15分、高速バスが45分ですので全部に引っかかってしまうとJRの遅延60分に対してすら優位性を保てなくなります。運良く接続がそれぞれ5分で繋いだとしても、ギリギリ遅延60分と同等レベルで、かなり難ありのルートです。案③は、タクシーで京成千葉線の京成千葉駅までタクシーを利用(約16分/1,720円)し、京成千葉線で京成津田沼まで出て、同駅から京成本線で成田空港に向かう案です。JR都賀駅から京成千葉駅に向かう5.1kmの間に渋滞リスクがあります。事によると、JR千葉駅付近までタクシーは来ているのに京成千葉駅入口に車を寄せるのに時間を喰う可能性がありますので、周辺の地理に明るければ適当な所で下車して徒歩で京成千葉駅に向かう方が早いかも知れません。京成千葉線の最大待ち時間は14分。運良く待ちが5分だったとしても、遅延60分と同等レベルで、かなり難ありのルートです。京成津田沼駅からの列車パターンは、成田空港駅まで乗り換えなし、または京成佐倉駅で一度乗り換えるいずれかの方法となります。またイレギュラーな手段として快速特急「芝山千代田」行きに乗り、東成田駅で下車して地下道を500mを早足で歩くことで空港第2ビル駅に後続列車より先に到達できる場合があります。

代替案④⑤[モノレール併用]案→ルート図

JR都賀駅から千葉都市モノレールを使う2案です。案④は、モノレール都賀駅から千葉駅に行き、京成千葉線の京成千葉駅から京成津田沼駅に出て、同駅から京成本線で成田空港に向かうルートです。モノレールは2番線から(上り)千葉みなと行きを利用([動物公園]行不可)します。運行間隔は12分で便利ですが所要時間が千葉駅まで17分で相応のタイムロスが生じます。京成千葉線の最大待ち時間は14分(所要16分)、京成津田沼駅に出るまでに最悪の場合、計1時間以上掛かることも考えられます。仮に接続がすべて5分のスイスイだったとしてもJRの遅延60分に対して優位性を持つ可能性は低いと思われます。案⑤は、モノレールで終点の千葉みなと駅まで行き、京葉線で海浜幕張駅へと繋ぎ、同駅北口から高速バスで成田空港に向かう案です。最大待ち時間はモノレールが12分、京葉線が15分、高速バスが45分で全部に引っ掛かるとJRの遅延60分からさらに60分遅い地雷ルートとなってしまいます。仮に全接続がそれぞれ5分で済んだとしてもJRの遅延60分には及ばす、かなり難ありのルートです。JR総武・成田線、京成本線などが揃って遅延状態など、条件が揃わないと使う理由がないかも知れません。

代替案⑥[総武線(上り)~JR津田沼/京成津田沼]案→ルート図

JR総武本線/成田線(下り)は止まっているが、(上り)千葉方面[快速][普通]は動いている、さらに千葉駅からも(上り)[快速][各駅停車]も動いているという場合限定のルートです。上り[快速]をキャッチした時はそのまま津田沼駅まで乗車、普通列車ならJR千葉駅で総武線各駅停車に乗り換えて津田沼まで進み、JR津田沼駅からはタクシーで京成津田沼駅に出て、同駅から京成本線で成田空港に向かいます。JR都賀駅まで乗車してきた路線を折り返すことになる場合は、キセルにならないように、都賀駅で一旦改札を出るか、駅係員に相談するなどの対処が必要です。この代替案の最大待ち時間は、総武本線(上り)21分、総武線各駅停車12分、タクシーは5分と仮定した場合、乗車時間と合わせて京成津田沼駅まで最悪60分以上掛かることも考えられ、JR総武本線/成田線(下り)の遅延30分に対して全く歯が立たないことになります。JR京成津田沼駅から空港第2ビル駅までの京成線の所要時間は列車によって20分程度の幅があるので平均的評価は難しいですが、仮に京成津田沼駅までの列車が5分接続のスイスイで来てもJRの遅延60分に比肩するのはかなり難しいルートとなります。

代替案⑦[タクシー直行]案→ルート図

JR都賀駅から成田空港までタクシーで直行する案です。タクシー乗り場は東口、西口に距離の優劣はありません。タクシーの常駐性の高い方からのスタートとなります。最寄りの貝塚ICまでの一般道2.0kmは渋滞リスクをあまり考えなくて良さそうです。総距離40.4km。高速料金1,460円(ETC)加算、時間距離併用運賃未加算での概算値で約14,370円と推定しました。所要時間は一般道平均速度20キロ、各高速道路をそれぞれの法定速度で走ったとして、空港第2ターミナルまで総計約34分と推定しました。