• 少しでも成田空港に早く到着するために

遅延発生時 JR四街道駅から成田空港への代替案

遅延発生時 JR四街道駅から成田空港への代替案

(平日 9時台~17時台のケース)

JR四街道駅から成田空港に向かう列車に遅延が発生した場合

JR四街道駅から空港第2ビル駅までの標準的な所要時間は、[快速]または[普通]成田空港行きを利用した場合、約31分~41分です。横須賀線内、総武快速線、成田線・成田線空港支線(佐倉~成田空港間)などで、成田空港行き列車に影響する遅延が生じた場合、空港第2ビル駅までの所要時間は、遅延が30分の場合は約61分~、遅延が60分の場合は約91分~ほど掛かってしまう計算になります。一概には言えませんが、線路内への立ち入り、人身事故などは、~30分程度で復旧が見込まれますので、まずはそのまま待つのが基本となります。下り快速列車は津田沼駅以降は京成本線から離れていくため、遅延発生時にもし京成本線を頼るとなると京成千葉線を使い京成津田沼駅まで戻ることとなり、相応のタイムロスを覚悟しなければなりません。よって四街道駅でJRの遅延30分に対処するのはなかなか難しく、まずは復旧を待つことを第一として、遅延が確実に30分を超えそうな場合に、京成千葉線、京成本線、ちばグリーンバス、千葉内陸バスなどにも遅延が発生していないか、東関道に事故渋滞、通行止め等が発生していないかなどを良く確認してから、代替案を検討することになります。

代替案①②[タクシー(路線バス)~京成本線]案→ルート図

JR四街道駅からタクシーや路線バスで京成本線の駅まで出て成田空港に向かうルートの2案です。案①は、京成本線の優等列車停車駅である勝田台駅までタクシーを利用(約23分/2,540円)して、同駅から成田空港に向かうルートです。勝田台駅までの道のり約7.7kmを走行する間に渋滞のリスクがあります。少なくない運賃と時間を掛けて行く割には時間的なアドバンテージは微妙なところで、JRの遅延30分に対して勝ち目がほとんどない案となります。遅延60分に対してはまずまずの優位性といった感じです。勝田台駅からの列車パターンは、成田空港駅まで乗り換えなし、または京成佐倉駅で乗り換えるいずれかの方法となります。またイレギュラーな手段として、快速特急「芝山千代田」行きに乗り、東成田駅で下車して地下道を500mを早足で歩くことで空港第2ビル駅に後続列車より先に到達できるケースがあります。

案②は、JR四街道駅から路線バスを駆使して京成本線の駅に出る案です。ベストは千葉内陸バス[勝田台駅]行き(✕[大日中央]行き不可)で特急停車駅の勝田台駅に出るルートですが、運行間隔が20分間隔の時間帯もあれば90分の時もあり運否天賦となります。運行本数の安定性から言うと、ちばグリーンバスの京成臼井(うすい)駅方面行きが良いのですが、これも谷間の時間帯があり、さらに降車する京成臼井駅は特急列車が止まらないので普通・快速列車で京成佐倉駅から乗り継ぐ必要があります。京成臼井駅行きのバスの谷間を埋める(京成)志津駅行きのバス(✕[大日中央]行き不可)もあり両面待ちしたいところですが、バスの乗り場が離れているのがネックで、志津駅からも臼井駅同様、京成佐倉駅まで普通・快速列車(臼井(うすい)]行き不可)を乗り継ぐ必要があります。京成佐倉駅からの列車パターンは[特急]または[快速]で成田空港駅まで乗り換えなしです。イレギュラーな手段として、快速特急「芝山千代田」行きに乗車し、東成田駅で下車して地下道を500mを早足で歩くことで空港第2ビル駅に後続列車より先に到達できる場合があります。この案②の評価は、バスや京成線のタイミングに左右されます。かなり上手く繋げばJRの遅延60分に勝ち目がありますが、そうでない場合はタイムロスの大きい悪手となってしまいます。

代替案③[総武線(上り)~京成千葉(京成千葉線)~京成津田沼(京成本線)]案→ルート図

JR総武本線/成田線(下り)は止まっているが、(上り)千葉方面[快速][普通]は動いている、さらに千葉駅からも(上り)[快速][各駅停車]も動いているという場合限定のルートです。JR四街道駅からJR千葉駅に戻り、京成千葉線の京成千葉駅から京成津田沼駅に出て、同駅から成田空港に向かうルートです。JR四街道駅まで乗車してきた路線を折り返すことになる場合は、キセルにならないように、四街道駅で一旦改札を出るか、駅係員に相談するなどの対処が必要です。JR千葉駅での京成千葉駅への乗り換えは、中央改札から出場したら、下りの大エスカレターを使わず、モノレール連絡通路に入り、モノレール千葉駅改札前を通って京成千葉駅に行くルートが便利です。京成千葉駅では最大待ち時間14分(乗車時間16分-17分)のリスクがあります。さらに京成津田沼駅で待ち時間最大の接続最悪パターンになるとJRの遅延30分に歯が立たず、仮に全ての接続を待ち時間それぞれ5分ずつで繋いだとしてもJRの遅延60分に対して勝ち目がありません。様々な要因が重なってこのルートしかないという場合限定のルートです。

代替案④[路線バス~京成千葉(京成千葉線)~京成津田沼(京成本線)]案→ルート図

上記代替案③よりも状況が深刻で、JR総武本線の上りも下りも止まっているような場合に、JR千葉駅までを路線バスで戻るルートです。千葉内陸バスの千葉駅行きは最大待ち時間30分、最大所要時間37分で最悪の場合、千葉駅まで1時間以上掛かることになります。千葉駅からは案③同様、京成千葉線で京成津田沼駅に出て、京成本線で成田空港に向かうルートです。トータルタイム的には見るべきものはない悪手ですが、この手段しか残っていない場合の保険ルートです。

代替案⑤[タクシー直行]案→ルート図

JR四街道駅から成田空港までタクシーで直行する案です。タクシーは北口スタートとなります。最寄りの四街道ICまでは一般道が約2.8kmで渋滞リスクはあまり考えなくて良さそうです。総距離27.7km。高速料金950円(ETC)加算、時間距離併用運賃未加算での概算値で約9,830円と推定しました。所要時間は一般道平均速度20キロ、各高速道路をそれぞれの法定速度で走ったとして、空港第2ターミナルまで総計約26分と推定しました。