JR物井駅から空港第2ビル駅までの標準的な所要時間は、[快速]または[普通]成田空港行きを利用した場合、約26分~37分です。横須賀線内、総武快速線、成田線・成田線空港支線(佐倉~成田空港間)などで、成田空港行き列車に影響する遅延が生じた場合、空港第2ビル駅までの所要時間は、遅延が30分の場合は約56分~、遅延が60分の場合は約86分~ほど掛かってしまう計算になります。一概には言えませんが、線路内への立ち入り、人身事故などは、~30分程度で復旧が見込まれますので、まずはそのまま待つのが基本となります。この付近のJR線は京成本線から少し離れているため、遅延発生時に京成線にたどり着くまでは相応のタイムロスを覚悟しなければなりません。総武本線が上りでも下りでも動いている時は(折り返す場合はキセルにならないように一旦出場する、降車駅窓口で申告するなどの対処必要)とにかく物井駅よりも大きな駅にすみやかに移動することも大事になってきます。同駅はバスの便数やタクシーの常駐性も低いのでJRの遅延30分に対処することがなかなか難しく、まずは復旧を待つことを第一として、遅延が確実に30分を超えそうな場合に、京成本線、ちばグリーンバスなどにも遅延が発生していないか、東関道に事故渋滞、通行止め等が発生していないかなどを良く確認してから、代替案を検討することになります。
JR物井駅から京成佐倉駅までタクシーを利用(約21分/2,300円)して京成本線で成田空港に向かうルートです。言うは易しですが、タクシーの常駐性が問題であり、電話や配車アプリなどを駆使することも必要となります。起点は東口でも西口でもとにかくタクシーがいる方、来る方から。もし選べるなら東口スタートの方が京成佐倉駅までの道のりをシンプルに(佐倉街道経由~京成佐倉駅南口づけ)できるかも知れません。京成佐倉駅からの列車パターンは[特急]または[快速]で成田空港駅まで乗り換えなしです。イレギュラーな手段として、快速特急「芝山千代田」行きに乗り、東成田駅で下車して地下道を500mを早足で歩くことで空港第2ビル駅に後続列車より先に到達できるケースがあります。この案の評価は、タクシーにどれだけ早く乗れるかに尽きます。タクシーが5分待ちで済んだ場合、京成線との接続が良ければJRの遅延30分と同等のタイムで空港第2ビル駅に到着することも可能かも知れません。
JR物井駅から成田空港までタクシーで直行する案です。タクシーの常駐性が問題なのでとにかく東口でも西口でもタクシーがいる方、来る方のスタートとなります。配車アプリなども駆使してとにかく30分以内にタクシーに乗れれば、JRの遅延30分と同等のタイムで成田空港まで到着することが可能です。最寄りの佐倉ICまでは一般道4.4kmと少し距離があります。総距離23.9km。高速料金780円(ETC)加算、時間距離併用運賃未加算での概算値で約8,460円と推定しました。所要時間は一般道平均速度20キロ、各高速道路をそれぞれの法定速度で走ったとして、空港第2ターミナルまで総計約27分と推定しました。
JR物井駅東口から、ちばグリーンバスを利用して京成佐倉駅南口まで行く案です。バスの本数は平日の9時~17時台までの間に8本。所要時間は28分です。もし緊急時に時間が合えば大変ラッキーです。このルート(物井駅~空港第2ビル駅)のバスの待ち時間を一切考慮しない場合の純所要時間は53~70分。バスの待ち時間を含めた総合所要時間は93分~182分という評価になります。