JR佐倉駅から空港第2ビル駅までの標準的な所要時間は、[快速]または[普通]成田空港行きを利用した場合、約22分~29分です。横須賀線内、総武快速線、成田線・成田線空港支線(佐倉~成田空港間)などで、成田空港行き列車に影響する遅延が生じた場合、空港第2ビル駅までの所要時間は、遅延が30分の場合は約52分~、遅延が60分の場合は約82分~ほど掛かってしまう計算になります。一概には言えませんが、人身事故などは、30分程度で復旧が見込まれますので、まずはそのまま待つのが基本となります。遅延が確実に30分を超えそうな場合に、京成本線、ちばグリーンバス、千葉交通バスなどにも遅延が発生していないか、東関道に事故渋滞、通行止め等が発生していないかなどを良く確認してから、代替案を検討することになります。
JR佐倉駅から京成佐倉駅に移動して京成本線で成田空港に向かうルート2案です。案①は、ちばグリーンバスを利用して京成佐倉駅を目指すルートです。バスは様々な路線がありますが、北口1番のりばで、[神門(ごうど)線]京成佐倉駅行き、田町車庫行き、[物井線]京成佐倉駅行きなどを多面待ちするのが本数も多く安全です。案②は、タクシーを利用(約6分/830円)して京成佐倉駅まで行く案です。起点は北口ロータリーになります。京成佐倉駅からの列車パターンは[特急]または[快速]で成田空港駅まで乗り換えなしです。イレギュラーな手段として、夕刻18:19発の快速特急「芝山千代田」行き”のみ”、東成田駅で下車して地下道を500mを早足で歩くことで空港第2ビル駅に後続列車より先に到達できる可能性があります。案①の評価は、バスの最大待ち時間18分を喰うとタイムロスになります。また京成線も空港第2ビル駅までの所要時間が29分~43分とバラつきがあるので、最悪ケースだとJRの遅延30分に対して負ける可能性があります。タクシーを利用した場合(タクシー待ち時間5分と仮定)は、どれだけ京成線との接続が悪くてもJRの遅延30分と同等以上のタイムで空港第2ビル駅に到着することが可能です。
JR佐倉駅から成田空港まで直接タクシーで行く案です。起点は、南口となります。最寄りの佐倉ICまで一般道3.7kmを走行する間に渋滞リスクがあるかも知れません。総距離23.2km。高速料金780円(ETC)加算、時間距離併用運賃未加算での概算値で約8,240円と推定しました。所要時間は一般道平均速度20キロ、各高速道路をそれぞれの法定速度で走ったとして、空港第2ターミナルまで総計約27分と推定しました。
JR佐倉駅北口から、タクシーを利用(約25分/2,720円)して、酒々井プレミアム・アウトレットまで行き、同所から千葉交通バスのシャトルバスで成田空港まで行くルートです。酒々井プレミアム・アウトレットから成田空港に向かうバスは、始発が11:30なのでこれより早い時間の利用ができませんが、始発から~17:40までの間、バスが15本あるので、運行間隔はまずまず(最大30分)です。高速バスとなるため満席のリスクがあります。バスを最大待ち時間喰うとJRの遅延30分に対して30分負ける計算になりますが、接続次第で遅延30分と同等のルートに化ける可能性もあります。